というわけで、今帰ってまいりました。
お昼ごろ出かけていって、日の沈まぬうちに帰ってくる。
もう、おじいちゃんの散歩道状態です。
今日も今日とて湯島天神。
もう思いつきですから、何の用意もありません。
財布と携帯をもって、ふらりと電車に乗り込みます。
そんで降りたのが御茶ノ水駅。
JRではなく東京メトロの方ですね。
神田川を挟んで同名の駅が二つあるから紛らわしい。

それでもっていつもどおり、聖橋方面へふらりふらり。

暖かい、いい陽気です。
いつもなら聖橋をくぐるところですが、今日は横の階段を上ります。

そのまま北上。
途中のコンビ二でアルコールを入手。

この日の目的は梅見酒。
安藤広重の絵にも描かれた湯島天神の境内で満開の梅を見ながら一杯なんざ、
まあなんと風流なことでしょう。
本当は日本酒が好みなんですが、帰り荷物になってしまいますしね。
旅の心得は荷物は少なく現地調達です。
都内ですが。
もう少し歩き、清水坂を登ると

見えた湯島天神!
私の勘働きのとおり、丁度梅祭りの真っ最中。
もう人人人。

普段は割合閑散としている境内が人人人で埋め尽くされています。
こりゃのんびり梅見酒に興じている場合ではありません。
お参りも適当に本殿横からすまし、人にもまれながら缶ビール片手にぶうらぶら。
傍目には立派な駄目人間です。
梅の具合も六部咲きくらい?
それとも満開でも梅ってこんなもんなんでしょうか。
バズーカのような望遠から携帯のカメラまで、さまざまな人が梅にレンズを向けておりました。




いや、堪能堪能。
裏の参道から切り通しに出て、ぐるりと回って男坂、女坂の様子もみてみます。


いやはや、こちらも人人人。
恐るべし梅の魔力!(違う)
再びぶらりと湯島天神を離れまして、
酔いに任せてふらふらと、秋葉原を目指します。
普段は、路地裏に入り電気街とはまた違った風情を楽しみながら秋葉原にいたるのですが、
今日は思い立って大通りを行くことにします。
すると、大通りに面して何やら人の出入りが激しい店が一軒。
屋号をみると「うさぎや」とあります。
うさぎや…… ああ! うさぎや!
それは、と下の更新でも書きましたが、あの池波正太郎のエッセイにも度々登場する和菓子の老舗、うさぎやではないですか。
長年捜し求め、この界隈にあるということは知りつつ終に見つからなかったあの「うさぎや」が
今、目の前に!
これはもう天神様のお導きというほかありません。
本殿の横から賽銭も投げずに詣でるような不信心ものになんと慈悲深い!
こりゃもう菅原道真公に帰依しますよ、あっしは(なんか違う)
即刻入店。
おお、店内はずいぶん人で賑わっている。
ショウケースにはサンプルが並べられ、注文数に応じて奥から持ってくるシステムか。
注文のお客さんが列をなし、若いおにいちゃんがすごい勢いで注文を聞いている。
さていくつ買おうか。
どうせ食うのは俺だけだし、生ものなので日持ちしないと張り紙もあるし。
だいたい十個入り1800円ということは一個180円か。
そこそこするな。
まあ、実際一個でいいんだよな。
俺しか食わないし。
おっと俺の番が近づいてきたぞ。
ここはさらりと注文しないとなめられるな。
貧乏人が、うちみたいな老舗に買いに来るなんて100年早いんだよ。
お前は100均のジャンボどら焼きでも食ってりゃいいんだよ!とか思われたらやだしな(被害妄想)
「ご注文は?」
「どら焼きを五個下さい」
はい。見栄を張りました。
注文をしたら、あとは列を外れてひたすら名前を呼ばれるのを待つのみ…
と思ったら、結構早く名前を呼ばれお金を支払って店の外へ。
まずは店の外観をパチリ。

続いて包装されたどら焼き箱をパチリ。

最後に包装を開けて中のどら焼きをパチリ。

つーか、店の外でこれをやっていたので、多分完全に不審者です。
もしくはどっかの業者?
というわけでさっそく一つぱくり。
う、 うまーーーーーーーーーーーーーーーー!
な、なんじゃこりゃー!
うまい、うまいっすよ!
って味の感想は下記の記事を参照のこと。
いや、もう味皇さまなら確実に巨大化必死のうまさ。
富井副部長ならご飯が何杯でもいけます!
そして、あっさりとした甘さに続いて二つ目もパクリ。
やばい、うまい。
このまま勢いに任せて全部食ってしまいそうだ。
さすが株屋の旦那が死ぬ間際に求めた味だ。
俺も死ぬ間際にはこれと前川のうなぎ、愛人の陰毛を所望しよう。
とまあ、あまりのうまさに心中でむせび泣きながら歩いていると秋葉原へ到着していたのでありましたとさ。
この日の秋葉原は歩行者天国の真っ最中。
秋葉原の歩行者天国といえば、珍奇な衣装に身を包んだパフォーマーたちが歌い踊り警官に追いかけられる(一部誇張有)ことで有名ですが、
この日も、ご他聞にもれずそこかしこで黒山の人だかり。
黒山を書き分けて前へ出てみると
いた!

いた!

いた!

いた!

いた!

いた!?

今日も珍奇なパフォーマーが、男たちの欲望の対象になっておりました。
その中でも、一番のヒットがこの人。
ピンクのメイドさん!

を、見つめるアラブ人

ピンクのメイドさん!!

を見つめる、アラブ人!?

だ、旦那!アラブっすよ、アラブ!
ご丁寧にターバンまで巻いて、アラブ・オブ・アラブないでたちで
テカテカピンクのメイド服を眺めるアラブ。
即座に心の中で
アブデュール・アルハザード!(仮名)
と命名!
うーん、恐るべし、禁欲的なイスラム教徒も虜にするメイド服!
そして彼はいったいどういう胸中であの珍奇なパフォーマンスをみていたのか。
じっくり小一時間ほど話し合って見たいものですなあ。
メイド喫茶で。
といったところでボチボチと、いい頃合いになりました。
散歩は日没前に切り上げるのが心情なおじいちゃんのような夢見るアリスちゃんな僕ちゃん。
暗くなる前におうちに帰ろうと、ぷらぷらと店を回りつつ、最初に下車した御茶ノ水駅へ。
実に麗らかな、春の一日でございました。